更新日:2019.11.20 ブログ
事業承継のタイミングとしては、
1.代表者がご健在で高齢、体調などの理由で承継
2.代表者の死亡などによる承継
の2つがあります。
承継時には、法人の借入が、大きな問題となってきます。
製造業のような装置産業では、設備投資に多額の資金が必要になるため、必然的に銀行借入が多くなってきます。
後継者が承継したくない、もしくは承継する人の承継させたくない理由の多くは借入が残ってしまう事にあります。
最近、全国銀行協会と日本商工会議所は、先代と後継の個人保証の二重取りを原則禁止する指針を年内に策定すると発表しました。
永年の技術と伝統、そして株主、従業員、取引先などのステークホルダーを守るためには、社会的価値の高い動きと言えますね。
また、死亡による承継の場合の借入への対策には、生命保険が有効になりますね。
借入金は、経営の上ではレバレッジの効く有効な政策ですが、承継時には壁となってしまうことがあります。
円滑な事業承継の一つとして、借入について考えてみましょう。