更新日:2020.05.27 ブログ
人は必ず死を迎える時がきます。
財産の大小には全く関係なく、そして本人の具体的な希望やプランがあるないに関係なく、遺産の整理・処分・分割という作業(遺産分割)は必ず発生することになります。
遺産分割には、家族構成も大きく関連してきます。離婚や再婚による家族関係の複雑化、失踪人などの行方不明者や音信不通などで疎遠となってしまった家族の存在により、相続人全員による遺産分割協議の開催や、円満な解決が難しいケースなどが増えてきています。
例えば、被相続人の両親がかなり前に離婚していたとします。相続発生後に戸籍を確認して初めて、遺族が知らなかった被相続人の親族がいることを知るケースや、お葬式の当日に先妻の子が突然現れて、『被相続人の遺産は自分のもの!』と主張してくることも実際には十分起こり得ることなのです。