更新日:2019.10.15 ブログ
一般的に、生命保険に支払ったお金は、貯まるお金を下回るため、払えば払うほど損するというイメージが先行しています。
しかし、生命保険と税という見方をすると有効な活用方法がたくさんあります。
これは、国も生命保険が普及する事が、社会のセーフティーネットになる事を推奨しているためです。
例えば、有名な例として、相続税が一時所得という所得税に変わる方法があります。
まず、親から子や孫に金銭を贈与します。
そして、子や孫は親を被保険者とした保険を掛けます。
この場合、相続人が受け取った保険金は、一時所得となります。
一時所得は、受け取った保険金から、それまでに支払った保険料を引き、更に特別控除の50万を引いた金額となる、いわゆる二分の一課税となります。
相続税と比べると、相続税率が、25〜30パーセントを超える場合、メリット有りとなります。
また、相続財産が不動産のように換価性の低いものが大半の場合、納税資金対策となります。
更に、何より生命保険本来の機能である、死亡保障、高度障害、リビングニーズなどの安心材料もあります。
生命保険を、貯蓄と比べると損なイメージが強いですが、円滑な相続対策のための有効活用と捉えると、実は欠かせない存在となるのです。